俳優・女優のエッセイ


映画やドラマ、バラエティ番組などで活躍する俳優・女優さんのエッセイをまとめました。


中村倫也/THEやんごとなき雑談


THEやんごとなき雑談
中村 倫也


内容紹介
癒し系でゆるふわで。そして「つかみどころがない」男が、自意識を曝け出し丸裸に! 人気俳優・中村倫也が、日常、本音、そして思考のあとを本気で綴った初のエッセイ集。『ダ・ヴィンチ』連載に書き下ろしを加えて書籍化。

著者紹介
俳優

つかみどころがなさそうな彼のエッセイは、やはりつかみどころがなく、変に理屈っぽかったり自意識過剰だったりするけれど、何か愛おしい。テレビで見る姿そのまんまの自然体がそうさせるんだろうなあ。あ、もちろん褒めてます。


伊藤沙莉/<さり>ではなく<さいり>です。


<さり>ではなく<さいり>です。
伊藤 沙莉


内容紹介
伊藤沙莉のフォトエッセイ。子役時代からのコンプレックスや、生い立ち、家族のこと、地元のこと、そしてこれから始まる「女優第2章」について語る。全出演作品を一挙公開するフィルモグラフィーも収録。

著者紹介
女優

今やテレビ見かけない日がないくらいの個性派女優 伊藤沙莉のフォトエッセイ。明るいイメージはそのままに、知られざる背景や気持ちを正直に紡いでいる。より一層彼女を好きになったし応援したいとと思える一冊。家族への愛が深くて好感しかない。


星野源/そして生活はつづく


そして生活はつづく
星野 源


内容紹介
つづくのなら仕方ない。つきまとう虚無感に立ち向かえ! 地味な生活の中からおもしろさを見つけだせ! くだらないのに涙こぼれる、比類なきエッセイ。星野源原作、小田扉の描き下ろし漫画、俳優・きたろうとの対談つき。

著者紹介
1981年埼玉県生まれ。学生の頃より音楽・演劇活動を行う。2000年自身が中心となり、インストゥルメンタルバンド「SAKEROCK」を結成。03年舞台『ニンゲン御破産』への参加をきっかけに大人計画に所属。音楽家、俳優、文筆業など多方面で活躍中。10年に、ソロアルバム『ばかのうた』で本格的にシンガーソングライターとしての活動を開始。文筆家としても多数の雑誌連載を持ち、2冊の単行本を刊行。

ゆるいエッセイが和み癒されプッと笑える。ありがたい。星野源が星野源となった由縁がわかる一冊。ばかばかしいエッセイもあれば、真面目な考察もあり、しんみりする部分もあって読み応えあり。

MEMO

急に涙が出てきた。おばあちゃんが死んだときも、同級生が死んだときも泣かなかったのに、涙がボロボロと落ちた。涙は止まらず、嗚咽を漏らすように泣いた。おじいちゃんのことは好きだったけど、そこまでおじいちゃん子というわけでもなかったし。ああ、でも、さっき聞いたおじいちゃんが亡くなった時間って、おれがファミレスで急に元気になって曲が浮かんだ時間と一緒じゃないか。…会いに来てくれたのか。だから泣いているのかおれは。


栗原類/発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由


発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由
栗原類


内容紹介
8歳で発達障害と診断された僕が、なぜ自分の才能を生かす場所をみつけて輝けるようになったのか。同じ障害がありながら、いつも僕を信じて導いてくれた母。そしてアメリカの「発達障害」に対するおおらかな環境と、学んだ英語が自信を持たせてくれたこと。されて嫌なことを人にはしないと決めた、人として愛される生き方など。

ADD(注意欠陥障害)の特徴である衝動性を抑え、苦手なコミュ力を克服し、モデル・タレント・役者として歩んできたこれまでの道のりを語る。

母、主治医、友人・又吉直樹氏のインタビューも収録。誰もが輝けるヒントがみつかる!

著者紹介
1994年生まれ。イギリス人の父と日本人の母を持つ。8歳のときNYで発達障害と診断される。中学時代にメンズノンノなどのファッション誌でモデルデビュー。17歳の時バラエティ番組で「ネガティブタレント」としてブレイク。19歳でパリコレのモデルデビュー。21歳の現在は、モデル・タレント・役者としてテレビ・ラジオ・舞台・映画などで活躍中。2015年に情報番組でADD(注意欠陥障害)と告白し話題となる。

母子ともに発達障害を抱えながら、アメリカで育った栗原類が向き合ってきた人や環境、生き方などを記したエッセイ。

米国の教育では、他人の行動に口を挟むのは幼稚な行為であり、不利益を被らない限り「同じ立場の人間が避難するのはおかしい」ということを幼少期から植え付けるそう。

また、何か問題が起きたときに、日本では「とりあえず誰かが謝らないと収まりがつかない」のに対し、米国では「どんなに問題が起こっても誰も謝る必要はない」し、「誰が悪いかなど考える無駄な時間は必要ない」という。こうした考え方の相違も知れ、見習うべきところは多いなと感じた。

米国の障害についての考え方も同様に、問題が起きたときに多目にみてもらうためだけでなく、問題のない範囲の日常で配慮してもらうために、少しでも多くの人に周知して知ってもらう努力をするよう指導するそう。

日本では(自分も含め)まだまだ発達障害に対する理解と対応が伴わないが、栗原類が接してきたアメリカは日本よりずっとずっと先を進んでいることが分かる。

仕事と子育てを両立しながら自他の障害に向き合ったお母さんの言葉は深い。

俳優が演じる多くの役は、普通の人の役であり映画をみるのは普通の生活を送る人達。その人達を感動させたいなら、普通の生活をして その中の幸せを感じた方がいいから、なるべく大学まで進学して、普通の人と同じ生活を長く続けてほしい、という話にはほろりとした。

MEMO

ファインディング・ニモの忘れんぼドリーが自分の障害と向き合うきっかけを作ってくれた

MEMO

NYの小学校で担任の先生がしてくれた助言;
ユーモアのセンスを身につけることは社会で生きていくうえで絶対に必要なものよ

MEMO

具体的に、情緒的な視点で、繰り返し教えた母親の話;
誰かがなにかをしてくれるのは君への気遣い。それだけ周囲に大事にされている、愛されている。だからそういうひとたちに感謝しなさい。感謝は言葉にしないと思っているだけでは伝わらない。きちんと伝わることが感謝なんだよ


広末涼子/ヒロスエの思考地図


ヒロスエの思考地図 しあわせのかたち
広末涼子


内容紹介
哲学者が残した言葉や尊敬する女性たちの言葉を、広末涼子が自らセレクトし、これまでの出来事や日常でのシーンを交えながら、自身の思いを綴った書き下ろしエッセイ集。自身で撮影した日常の写真や、執筆風景等の写真も収録。

著者紹介
タレント,TVドラマ・CM等で活躍

この本を読んで思ったのが、「広末涼子」を支えたのは数々の賢人の言葉と、それをよりよく解釈し、自分の糧にした本人の賢さだということ。

本書は、女優・広末涼子が哲学者らの言葉とともに、その言葉に関するエピソードを紹介する形式のエッセイ本。

これまでの経験を通じて考えたことや実践していたことを読み進めていくうちに、彼女が公に語ってこなかった強い意志や負けん気の強い性格がよくわかって、よりヒロスエを好きになること必須。

地元・高知のおてんば時代、上京後のすさまじい人気アイドル女優時代、結婚・出産・育児、そして母として生きることについてなど、テーマや思考が広く深く、学ぶところも多い一冊。


岸井ゆきの/余白


余白
岸井 ゆきの


内容紹介
「愛がなんだ」「恋せぬふたり」など、高い演技力と異彩な存在感で注目される俳優・岸井ゆきの。30歳のありのままの素顔を、飾らない文章と自然体な表情を切り取った撮り下ろし写真、秘蔵のスナップで織り成す初エッセイ。

著者紹介
女優

透き通った雰囲気が魅力の岸井ゆきのさんのフォトエッセイ。俳優になるまでの生活、映画との出会い、たくさんのバイト、俳優としての矜持・・・。あまり明かしたくないというプライベートな感情を個人的な日記のように書き留めている一冊。とても言葉がきれいで読んでいてとても心地のよい本。

とあるコント番組で一緒になったお笑い芸人のエッセイを読んで親近感が沸いた話、芸人さんってオードリー若さまのことかな。コントドラマ「SICKS~みんながみんな何かの病気~」はめちゃくちゃよかったんだよな。

MEMO

私たちは無数に折り重なる出会いと別れに、助けられたり傷ついたりしながら生きていくんだということを、私は劇団四季のミュージカル作品『ユタと不思議な仲間たち』から教えてもらった。

MEMO

常に自分と会話して、感情を濾過することに慣れているせいか、私にはあまり怒りの感情が沸かない。というよりも、怒れない。何か嫌なことをされても、怒る前にすっと冷静になって、へえ、と一歩引いてしまう。


児嶋一哉/俺の本だよ!!


俺の本だよ!!
児嶋 一哉


内容紹介
自分が思う自分よりも、周りが思う自分のほうが本当の自分なんじゃないか-。アンジャッシュ児島が、今までの半生を振り返るとともに、ポンコツエピソードや「半沢直樹」秘話、そして相方のことまで、ホンネで綴るエッセイ集。

著者紹介
1972年生まれ。東京都出身。お笑い芸人、俳優。人力舎所属。スクールJCA1期生。数々のテレビ番組やドラマ、映画に出演。プロ雀士。

アンジャッシュにとって激動の年だった昨年を振り返り、当時のこと、相方との関係、周りの芸能人とのことなどを素直に書いている一冊。

いろんな有名人の名前が出てくるしそのエピソードも面白く、愛されてるなーと感じ、芸能界の真ん中にちゃんと居場所があって、それはそれですごいと思う。ただ、そういったコラムひとつひとつは異常に短くて拍子抜けする(笑) まあ、このノンビリぼんやり感が大島さんらしくて逆に癒されるのかも。ふふふ。


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