「推し活」「ファン」「贔屓」「追っかけ」「オタク」「ヲタ」「腐女子」などをテーマに本を集めました。
推しのいる生活の喜びやちょっとした暗部を語ったり、オタク女子でシェアハウスしたり、オタク用生前準備をすすめるマニュアル本などを紹介しています。
人類にとって「推し」とは何なのか、イケメン俳優オタクの僕が本気出して考えてみた
人類にとって「推し」とは何なのか、イケメン俳優オタクの僕が本気出して考えてみた
横川 良明
内容紹介
アイドル、アーティスト、俳優、芸人、スポーツ選手、アニメキャラ…。どんな推しも等しく尊い。
「推し」と出会ったことで人生が劇的に楽しくなったイケメン俳優オタクが、「推し」のいる生活の喜びやちょっとした暗部を語る。
著者紹介
1983年生まれ。大阪府出身。
2018年、テレビドラマ『おっさんずラブ』に夢中になり、あり余る熱情と愛を言葉に変えて書いた「note」が話題となり、そこからテレビドラマから映画、演劇までエンタメに関するインタビュー、コラムで引っ張りだこのライターとなる。
男性俳優インタビュー集『役者たちの現在地』が発売中。
推しことば類語辞典
巧みな単語で「好き」を拡散!
推しことば類語辞典
山口 謠司/監修
じじぃ/マンガ・イラスト
内容紹介
大好き、ヤバい、すごいしか出てこない語彙力を変える!
自分ならではの「好き」の伝え方、そのための言葉を発見するための辞典。
日常生活の中で気軽に人やキャラクターをほめる力が伸びるよう口語調の文体で用例を紹介する。
著者紹介
大東文化大・文・助教授,専:中国文献学,書誌学
推しがいて褒め讃えたいのに、自分の語彙力のなさに打ちのめされたことがある人にオススメの本。
使ったことのない用語がたくさん出てきて面白い。
ファンレターを書くことのある人は、手物に常備しておくのをオススメします。
腐女子のつづ井さん
腐女子のつづ井さん
つづ井
内容紹介
電車内で見かけた隠れ腐女子に共感、幽霊かBLかわからないラップ現象に遭遇…。
一介の腐女子・つづ井さんと仲間たちの喜び多い日常をつづるエッセイ漫画。Twitter掲載に描きおろしを加筆して単行本化。
著者紹介
一介のオタク。元気で楽しそうな姿がツイッターで評判を呼んでいる。
デビュー作『腐女子のつづ井さん』(KADOKAWA)は「第20回文化庁メディア芸術祭」推薦作品に選ばれた。
「腐女子」とはボーイズラブを好むオタク女子を指す言葉。
そんな「腐女子」を自認する女子大生つづ井さんと、愉快な仲間たちの、楽しさの限界突破の日常をつづった“絵日記”ともいえる「つづ井さん」シリーズの第1巻。
趣味を全力で楽しむ姿が、もうハッピーすぎて、最&高。
彼氏がいない気の合うオタク同士が、老後を一緒に過ごす「シェアハウス構想」は、きっとどのオタクたちの会話でも繰り広げられていると思うが、それを願望とともに緻密な絵にしたつづ井さんはすごい。素敵すぎるプランに脱帽。
他の話もオタクあるあるだったり、思わず引き笑いをしてしまったりするが、本書は赤裸々に描かれていることこそが魅力的な一冊。
浪費図鑑
浪費図鑑
悪友たちのないしょ話
劇団雌猫
内容紹介
アプリゲーム、若手俳優、お笑い芸人、ディズニー、ホスト、コスメ…。さまざまなジャンルで「浪費」する女性たちの浪費話を赤裸々に紹介する。
トークイベントの様子や、浪費女2000人のお財布事情アンケートなども収録。
著者紹介
平成元年生まれのオタク女4人組からなるサークル。インターネットで知り合い意気投合した4人が、インターネットでは語られない「周りのあの子」への純粋な興味から、2016年冬に同人誌『悪友』シリーズを作り始める。
トークイベントなども開催し、趣味と仕事に精を出す「浪費女子」たちから支持を得ている。
座談会でひとりが言っていた『推しの卒業時に心身を削りすぎないよう、オタク向けの積立や保険商品を作ってほしい』という願いは、笑えるけれども実は切実ですごく共感できる。
シン・浪費図鑑
シン・浪費図鑑
悪友たちのないしょ話 2
劇団雌猫
内容紹介
安室透、HiGH&LOW、フィギュアスケート、美容整形…。さまざまなジャンルに愛を捧げる女性たちがお財布事情を赤裸々に語る。
漫画エッセイ、「名探偵コナン」映画宣伝部へのインタビュー、座談会も収録。
著者紹介
平成元年生まれのオタク女4人組からなるサークル。インターネットで知り合い意気投合した4人が、インターネットでは語られない「周りのあの子」への純粋な興味から、2016年冬に同人誌『悪友』シリーズを作り始める。
トークイベントなども開催し、趣味と仕事に精を出す「浪費女子」たちから支持を得ている。
フィギュアスケートオタク(スケオタ)が、『現地で観る』ための熱意の現れとして、フィギュアスレで会場や席種を気にするファンに対しての揶揄『そんなに気になるならお茶の間アリーナSS席で見てろ!』。
ここ読んで思わずニヤニヤしてしまった。そうそう、異常なほど席を気にする人いるよね。どうせ双眼鏡やオペラグラスでガン見するくせにね。どんだけかぶりつきたいんだよってね。ヒヒヒ。
あ、失礼。つい本音がゴホゴホゴホ
オタク女子が、4人で暮らしてみたら。
オタク女子が、4人で暮らしてみたら。
藤谷 千明
内容紹介
お金がない、推しのグッズは増える、孤独死は嫌だ! そんなわけでアラフォー女子がはじめたルームシェアの日々は快適で…。
オタクがゆえに本名すら知らなかった仲間との、楽しい同居生活を綴る。
著者紹介
1981年生まれ。自衛隊などを経て、フリーランスのライターに。主に趣味と実益を兼ねたサブカルチャー分野で執筆を行う。共著に「すべての道はV系へ通ず。」など。
アラフォーオタク女子の筆者が面白おかしく綴る「オタク女子シェアハウス計画」。
オタク女子らを集い、グループラインで夢と現実を語り合って「シェアハウス計画」を着々と決めていく様は、まさにオタクの真面目さと実効性のたまもの。
あっという間に読み切ってしまうほど共感と笑いに包まれる。趣味や価値観が一緒の人との生活って楽しいだろうなあ。
老後はそんなわいわい暮らしたいものだ。
ある日突然オタクの夫が亡くなったら?
ある日突然オタクの夫が亡くなったら?
身近な人が亡くなった時にやるべきこと、起こること
こさ ささこ
内容紹介
ある朝起きると、オタクの夫が隣の部屋で亡くなっていた。その後の状況をネットで描いた漫画をまとめた、超実用的な生前準備マニュアル。
社会的手続きやお金のことなど、解説文を交えて紹介する。
著者紹介
1977年生まれ。武蔵野美術大学出身。
夫婦仲良好、子ども2人もすくすく育っている家庭で起きた大黒柱の突然死。
残された奥さんが悲しみと対峙しながら向き合った手続きなどを、イラストエッセイと役立つマニュアルとともに紹介している。
これを読むと、自分もしっかり分かるようにしないといけないし、親族にもわかるようにしてもらわないとなと痛感する。デジタル遺品は特に困るだろうなあ。
一度でも推したことのある人には激しく同意、うなずきまくりの一冊。
特におおっぴらに推し活できていない恥ずかしがり屋系のファンには、同士ができた感激を覚えるであろう本。
著者がライターだけあって、ワードセンスが秀逸すぎて全編通してめっちゃ面白い。
現役で何らかのファンな人には冷静に活動を見つめ直すためにも、ぜひ今読んでほしい。