私の好きな作家さん、青山美智子さんの小説で読んだ本をまとめました。
猫のお告げは樹の下で
猫のお告げは樹の下で
青山 美智子
内容紹介
失恋のショックから立ち直れないミハルは、ふと立ち寄った神社でお尻に星のマークがついた猫・ミクジから「ニシムキ」と書かれたタラヨウの葉っぱを授かり…。猫のお告げが導く、7つのやさしい物語。
著者紹介
1970年生まれ。愛知県出身。出版社で雑誌編集者を経て執筆活動を行う。「木曜日にはココアを」で小説家デビュー。ほかの著書に「猫のお告げは樹の下で」など。
お探し物は図書室まで
お探し物は図書室まで
青山 美智子
内容紹介
悩める人々が立ち寄った小さな図書室。不愛想だけど聞き上手な司書さんが、思いもよらない選書と可愛い付録で人生を後押ししてくれて…。明日への活力が満ちてくる、書き下ろしハートウォーミング小説。
著者紹介
1970年生まれ。愛知県出身。出版社で雑誌編集者を経て執筆活動を行う。「木曜日にはココアを」で小説家デビュー。ほかの著書に「猫のお告げは樹の下で」など。
ただいま神様当番
ただいま神様当番
青山 美智子
内容紹介
ある朝、目を覚ますと腕に大きく「神様当番」と文字が! 突如目の前に現れた「神様」のお願いを叶えないと、その文字は消えないようで…。ムフフと笑ってほろりと泣けて、最後は前向きな気持ちになれる、5つの物語。
青山美智子の物語はあいかわらずあったかい。どの話もこころに灯をともすような、日常で忘れかけているほっこり感を思い出させてくれる。しみじみと、好きだなあ。
月の立つ林で
月の立つ林で
青山 美智子
内容紹介
元看護師、芸人、二輪自動車整備士、女子高生、アクセサリー作家。つまずいてばかりの日常の中、それぞれが耳にしたのは、タケトリ・オキナという男性のポッドキャスト「ツキない話」で…。
著者紹介
1970年生まれ。愛知県出身。出版社で雑誌編集者を経て執筆活動を行う。「木曜日にはココアを」で小説家デビュー。ほかの著書に「猫のお告げは樹の下で」など。
1つのポッドキャストをつながりとして、生きにくいと感じる人々がそれぞれ優しい光に向かっていく短編集。著者の小説は本当にどれもあたたかく救われる気がするので読んでいてここちがいい。
何かに悩んでいる人、道半ばでモヤモヤしている人、元気のない人にオススメな一冊。
赤と青とエスキース
赤と青とエスキース
青山美智子
内容紹介
メルボルンの若手画家が描いた一枚の「エスキース(絵画)」。日本へ渡って30数年、その絵画は「ふたり」の間に奇跡を紡いでいき…。仕掛けに満ちた書き下ろし連作短篇集。
著者紹介
1970年生まれ。愛知県出身。出版社で雑誌編集者等を経て執筆活動に入る。デビュー作「木曜日にはココアを」で宮崎本大賞を受賞。ほかの著書に「猫のお告げは樹の下で」など。
恋愛と仕事、出会いと別れ、やりがいと平穏…。人生のきっかけとなった出来事や忘れかけている大切にしたい思い出を思い出させてくれる一冊です。
どの短編も温かく、ときに心がキュッとなるのですが、それもまた心地よいのです。
それぞれの短編の伏線が徐々につながっていくと、ドキドキしてハラハラして、最後にはふっと軽くなる。やはり青山美智子さんの小説はいい。好きです。
木曜日にはココアを
木曜日にはココアを
青山 美智子
内容紹介
僕が働く喫茶店に、木曜日に同じ席でココアを頼む不思議な常連さんがいる。ある木曜日、その女性の様子がおかしくて…。東京とシドニーをつなぐ12色の物語。
シドニーの情報誌『月刊ジャパラリア』公式サイト連載に加筆改稿。
著者紹介
1970年生まれ、愛知県出身。大学卒業後、シドニーの日系新聞社で記者として勤務。2年間のオーストラリア生活ののち帰国、上京。出版社で雑誌編集者を経て執筆活動に入る。第28回パレットノベル大賞(小学館)佳作受賞
とても優しい物語が続く本だなと思ったら、『猫のお告げは樹の下で』の著者・青山 美智子さんであったことに気づいて納得。
人柄はきっと作品に出るんだなあ。人の繋がりや温かさを実感し、ほっこりする一冊。
田中達也さんが装画を担当した表紙もステキ。
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青山美智子の本は今回もほっこりと温かかった。人生に悩めるいわゆる普通の人々を描き、ゆるりと心爽やかにしてくれる一冊。図書館へ足を運び、司書さんと話してみたくなる本。