心理学・カウンセリングの本8選 


心理学・カウンセリングの本を8冊ピックアップしました。


嫌われる勇気


嫌われる勇気 
自己啓発の源流「アドラー」の教え
 
岸見 一郎


内容紹介
どうすれば人は幸せに生きることができるかという哲学的な問いに、きわめてシンプルかつ具体的な答えを提示する「アルフレッド・アドラーの思想(アドラー心理学)」について、青年と哲人の対話形式を用いてまとめる。

著者紹介
1956年京都生まれ。日本アドラー心理学会認定カウンセラー・顧問。アドラー心理学の講演、カウンセリングを行う。

ベストセラーでずっと気になっていたこの本をやっと読む機会に恵まれた。だけど、もっと早くに、言っちゃえば2013年の初版発行時にこれを読めていれば、もっと私の人生は後悔や悩みの少ないものになっていたと思えてならない。そう思うほど、過去の自分読ませたい一冊。

『すべての悩みは対人関係の悩みである』
この言葉に引っ掛かりがある人は是非読んでほしい本。


わたしを生きる知恵 80歳のフェミニストカウンセラーからあなたへ


わたしを生きる知恵
80歳のフェミニストカウンセラーからあなたへ

河野 貴代美


内容紹介
フェミニストカウンセラー・河野貴代美が政治学者・岡野八代と対談し、新しい形の家族、個の尊重の問題などを語り合う。

さらに、「母と娘の問題」「罪悪感」などをテーマに、フェミニストカウンセリングについて紹介する。

著者紹介
1939年生まれ。シモンズ大学社会事業大学院修了(MS)。元お茶の水女子大学教授。専門:フェミニストカウンセリング、臨床心理学、フェミニズム理論、社会福祉。

日本にフェミニストカウンセリングの理論と実践を初めて紹介し、各地におけるカウンセリングルームの開設を援助。後、学会設立や学会での資格認定に貢献

これまで生きてきて、漠然ともやもやしていたことが、これでいいんだと自信に繋がる一冊。

感情の揺れや不安は女性特有のものであって、男性にはわからないものであることも、改めて気づいて、驚いた。そんなことが節々にちりばめられている。

80年近く生きてきて、私が心からメッセージしたいことは、簡単にして単純。『焦ることはない』です。という言葉には、ほろり。

読むのに時間がかかったが、ぜったいに読んで良かったと思える本。

MEMO

フェミニストカウンセリングとは、フェミニズムの視点で女性の心の問題を解きほぐし、気持ちを受け止めて問題を共有し、女性が力を取り戻す過程を支えて、ともに歩む共同作業といってもいいでしょう。

MEMO

『ノー』が言えない問題。『ノー』と言えば相手に悪いのではないか、と懸念する。ここで罪悪感と過剰な他者への忖度が連動します。

相手の気持ちを汲んで受け止める、いわゆる『忖度』することが女性の役割として重要視されてきました。自分がどうしたいかを探るには、まず、この女性の性別役割を意識して振り落とすことが必要になってきます。

MEMO

相手の感情の責任を取らなくていい。

やりたい人はやり、やりたくない人はやらない。
やりたい人は、やりたくない人に強制しない。
やりたくない人はやりたい人の足を引っ張らない。


整理整頓 女子の人間関係


整理整頓
女子の人間関係

水島広子


内容紹介
比べたがる、敵・味方を作りたがる、形ばかりのつながりを求める…。

女性同士の人間関係の悩みに対し、「とりあえずの対処法」「攻撃を受けない方法」「本当の意味での良い関係を築くには?」の3つのステップを解説する。

著者紹介
衆議院議員,慶応大・医・客員講師,専:精神神経,医博

精神的な【女】度の高い女とは、どう接していくのが良いかをQA方式で教えてくれる本。

今までの女特有の嫌な思い出やそれをした女を思い浮かべては、この本の解答にいろいろ救われた。。。

「察する」ことが求められる「女性らしさ」とは、ある意味「相手の領域」を侵害する性質のものでもある、という一文にとても納得した。


「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本


「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる
「繊細さん」の本
 
武田 友紀


内容紹介
繊細さんは、自分のままで生きることでどんどん元気になっていく! HSP(とても敏感な人)専門カウンセラーが、繊細でストレスを感じやすい人が、繊細な感性を大切にしたまま、ラクに生きる方法を伝授する。

著者紹介
HSP専門カウンセラー

【繊細さんに必要なのは、『気にしない』という言葉ではなく、気づいたことにどう対処したらいいのかという、具体的な対処法なのです】

感じる力が他の人より強い繊細さん特徴と持っていくべきメンタルと対処法をわかりやすく解説している一冊。

事例ひとつひとつがあのときのあれこのときのこれといちいち共感してしまった。キライと意思表示する、ばっさり切ることも快適にいきるためには必要だと教えてくれる本。


すべての女子はメンヘラである


すべての女子はメンヘラである
22年間メンヘラだった私がたどりついた悩まないセブンルール
 
スイスイ


内容紹介
感情のコントロールが苦手で暴走してしまう「メンヘラ」。

元メンヘラの著者が自身の体験に基づいて、メンヘラから脱出するためのトレーニングや、悩まないためのルールなどを紹介する。
cakes連載を加筆し書籍化。

著者紹介
1985年名古屋生まれ。エッセイスト。

メンヘラ本人はもちろんのこと、メンヘラに悩まされてきたメンヘラ関係者にも、何となく興味があって手にとってみた人にも、メンヘラの生態を面白おかしくかつ前向きに紹介している本。

激重なメンヘラだった著者だからこそ書ける内容だし、現エッセイストだけあって、めっちゃすいすい読める一冊。生きる希望にも繋がる。


ラブという薬


ラブという薬 
いとう せいこう / 星野概念


内容紹介
もう我慢を大切にするのはやめよう。ケガをしたら外科へ行くような単純さで、つらいなら精神科へ行こう。

患者・いとうせいこうと、主治医の精神科医・星野概念の、心をめぐる対話。

著者紹介
いとうせいこう
1961年、東京都生まれ。編集者を経て、作家、クリエーターとして、活字・映像・音楽・舞台など、多方面で活躍。

星野概念
精神科医・ミュージシャンなど。

「精神的な病気には、『傷』と『弱さ』両方がある。日本は『傷ついた人』が泣き寝入りしなきゃいけない文化だ」と語られていて、確かにそうだなと納得するも、その事実自体が悲しいとも思う。

「もっと早い段階で精神科を頼っていいってことを知ってほしい。」
そう語る患者・いとうせいこうと、主治医の精神科医・星野概念の対話はどれも納得が強く、私もこの対談内容を多くの人に知ってほしいと思った。


人生を思い通りに操る片づけの心理法則 


人生を思い通りに操る片づけの心理法則 
メンタリストDaiGo


内容紹介
一度片づけたら二度と元に戻らない片づけの技法を、心理学や脳科学をはじめとする科学的根拠にもとづいて伝授。モノが捨てられないマインドを一瞬で変える思考法や、片づけのテクニックを応用した時間管理法なども紹介する。

著者紹介
慶応義塾大学理工学部物理情報工学科卒業。日本唯一のメンタリスト。企業のビジネスアドバイザーやプロダクト開発、作家、大学教授として活動。著書に「自分を操る超集中力」など。

メンタリストDaiGoらしい理論的できっちりとした片づけ本。他の片づけ本と違う考え方もあって面白かった。

ミニマリストになる必要はないが、効率的に動けるようにするために収納を減らす話は、特に納得感あり。


「好き」を「お金」に変える心理学


「好き」を「お金」に変える心理学
メンタリスト DaiGo


内容紹介
「お金は使わなければ、ただの紙切れ」「貯金は成功のチャンスを遠ざける」「稼ぐだけでは幸せになれない」…使えば使うほどお金が生まれる“無限ループ”のつくり方を本書で大公開!

無限ループを回す4つのステップや、好きなことをマネタイズさせる方法を紹介。無限にお金を生み出し、自由に生きるために大切な17の新常識を解説する。

メンタリストDaiGo流「お金の教科書」決定版。

著者紹介
人の心を読み、操る技術“メンタリズム”を駆使する、日本唯一のメンタリスト。テレビ番組への出演多数。外資系企業の研修やコンサルタントなども務めている。著書多数。著書累計で300万部を超える

メンタリスト DaiGoが、おカネをテーマに人の心理を読み解く本。名言多数。気づきになる。

MEMO

お金には、ここ一番という使うべきタイミングがある。そのタイミングを逃がさずに活かすのは、人生において貯金よりも価値あることである

MEMO

重要なのは人より多くのお金を稼ぐことでも、贅沢に使うことでも、貯めこむことでもなく、自分の好きなことをやって、後悔なく生きられるかどうかだ

MEMO

強制的であろうと自発的であろうと、困ってる人のために自分のお金を使えることは、私たちにとってうれしいことであり、自発的に貢献したときには、さらに大きな喜びが得られる

MEMO

人脈とは誰かを知っていることではなく、誰かに知られていること

MEMO

承認欲求を満たしてくれる物にお金を使うのは、やめよう

MEMO

最新の心理学の研究で物を買うよりも同じ費用を払って経験を積んだほうが、人は幸福を感じることがわかっている

MEMO

他者が奪えないし、壊すこともできない富は、知識や経験、スキル。そして、知識や経験、スキルを伸ばすのは物ではなく、体験である。