食べたい自分とポッコリお腹。
この永久不滅の悩みをどうにか解消したい!(できれば楽な方法で)。
痩せるメソッドを提唱する本はいろいろありますが、今回は「糖質制限」「断糖高脂質食」「断食・ファスティング」というキーワードで集めてみました。
どれを選んで実証するかは、あなた次第です。
糖質中毒
私たちを取り巻く社会には、多くの「中毒」が存在します。それらは、薬物、アルコール、ニコチンなどのモノをやめられなくなる「物質依存」と、ギャンブル、買い物、ゲームなどの行動をやめられなくなる「プロセス依存」の、大きく2つに分けられます。とはいえ、根っこは同じで、すべての中毒は脳がやられていることに起因します
糖質中毒は意志の問題ではなく、生まれ持っての病でもなく、原因物質がそこらじゅうに溢れていることに起因する、ごく身近な社会問題だからです
糖質はなんたるかについて理解し、適切な摂取を心がければ、体重はいとも簡単に落とせます
アダム・オルターは、著書「僕らはそれに抵抗できない《依存症ビジネス》のつくられかた」(ダイヤモンド社)のなかで、依存対象は心理的なつらさを一時的には癒してくれるが、それはすぐに持続的苦痛に変わると述べています。
「依存」だろうが「嗜癖」だろうが、それはまぎれもなく「中毒」のこと。厳しく「中毒」と認識することで、はじめて真剣に脱出方法を探ることができるのではないかと私は思っています
ガチ速“脂”ダイエット
糖質制限を行いながら、良質な脂をたくさんとるという「断糖高脂質ダイエット」を実践し、2カ月で30キロ以上落とした筆者が、ロジカルにダイエット方法を解説する本です。
実際にこの方式でやせた人たちの体験談や困りごとにも答えを出し、掲載しています。
本を編纂するにあたり関わった編集者たちも、後半の座談会で痩せた発表をしており、注意しながら実践すれば効果は明らかということがわかるります。
読んでいてわくわくする一冊ですが、ミネラルバランスの調整が必要なのが難点です。
内臓脂肪がストン!と落ちる食事術
内臓脂肪がストン!と落ちる食事術
江部康
内容紹介
運動ゼロ、糖質制限と1日2食の「半日断食」の組み合せでOK。
「糖質制限食」の体系を確立したパイオニアが、内臓脂肪を劇的に減らす、医学的に正しい体重の落とし方「食べトレ」を伝授する。
著者紹介
1950年生まれ。京都大学医学部卒業。医師、一般財団法人高雄病院理事長、一般社団法人日本糖質制限医療推進協会代表理事。著書に「主食を抜けば糖尿病は良くなる!」など。
体脂肪の原料は「脂質」と思われがちで、脂質を多く含む食べ物を避けようとする人が多いけれども、実際のところ、体脂肪の原料は主に「糖質」だそうです。
したがって、糖質制限で肥満が解消できるとし、その根拠は(肥満ホルモン)とも呼ばれる「インスリン」の働きを抑えられるからなのだそう。
痩せるしくみを前半でわかりやすく説明して、後半は1日2食で体脂肪を燃やす食生活のヒントを紹介しています。
食べていいもの&量、避けたほうがいいもの、外出先でのおすすめメニュー、お酒、コンビニメニュー、自炊メニューなど、親切すぎるぐらい丁寧に教えてくれる本です。
著者である江部先生も、この糖質制限を実践して痩せた経験者であるので、納得感が強いです。
気まぐれ断食
断食「しなければならない」という無理を手放し、気まぐれにやってもいいよと教えてくれるゆるっとファスティングブックです。
自分の性格や突然のイベントなどで選べる断食方法を提案し、向いている断食スタイルや利点・留意点も記載されています。
ファスティングをがっちりトライしてみようと思っている人には、トライする前に読んでホッとしてほしい一冊です。
月曜断食
友人が月曜断食でキレイに痩せて、ダイエットしたい私にもオススメしてくれたので手にとってみた一冊です。
なぜ断食で痩せるのか、国家資格をもつ鍼灸師が考え方をわかりやすく解説していて、成功事例も掲載されています。
とても納得感があってやってみようと思わせてくれる本になっています。痩せたい。
マンガで卒デブ40kgやせ
マンガで卒デブ40kgやせ
ちゃんと食べて生まれ変わるダイエット
比嘉直子, 今西康次, おちゃずけ
内容紹介
自分に合う「やせ方」をみつけて、適正体重と健康を手に入れよう! 糖質制限に出会い、1年半で40kg減量した著者が、ダイエットの1stステージ〜ファイナルステージをマンガとともに紹介する。糖質オフのレシピも収録。
著者紹介
中学2年の夏休み、夜更かしとコンビニを覚えて、肥満というパンドラの箱を開けてしまい、そこからは度重なるダイエットとリバウンドの繰り返し。結婚と、3人の子どもたちの妊娠出産を経て、マックス100キロに! !
糖尿病家系で体調も悪化、成長する子どもたちに迷惑をかけたくない、やせて健康を取り戻したい!必死に情報をあつめて、人生最後のダイエットに挑戦し、みごと1年半で40キロのダイエットに成功し、2年たった現在もリバウンドなし。
マンガで読むダイエット本なのですいすいと読み進められる。知ってることもあれば、新たな説もあって興味深い。
ダイエットは「糖質制限」からスタートして、「糖質オフ」、「断食(ファスティング)」へと挑戦していく。糖尿病家系の筆者が、生きるために肥満と戦う姿が楽しく読める。
なにより、【著者による実践】→【効果あり】→【著者がダイエットアドバイザーになった】という過程が、説得力強め。
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【めざせ!映えボディ】賢く食べてダイエット&ちょいトレ本
【やるぞ!食事で体質改善】賢く食べてダイエット(腸活・マクロビ編)
本書には胸に刺さる名言がたくさんあります。ダイエットにかかわらずグッとくる言葉がズラリ。
付表として、人気のコーヒー飲料や清涼飲料水の糖質量と1本当たりの角砂糖量をまとめた表が掲載されています。市販されている飲料品の糖質が恐ろしいくらい多量であることが分かり、マジでビビります。
これを読むと、あらゆるものが食べられないような気がしてきますが、とりあえずコロナ太りを解消するために糖質を「意識」することからはじめます。やせたい。