ハッシュタグ大喜利でバズったお笑い芸人「麒麟」川島明さんが、独自の感性で面白ネタを部屋いっぱいに詰め込んでみたら?!
ある意味、変わったかたちの川島明「単独ライブ」といえる、体験型展覧会「#ホテルカワシマ」、全4室に仕込まれた爆笑大喜利ネタの数々をご紹介します。
#ホテルカワシマ 概要
「#ホテルカワシマ」は、2021年9月~11月、東京・渋谷PARCO「ほぼ日曜日」にて開催されたイベント。
「#ホテルカワシマ」という架空のホテルの「支配人」をつとめるのは、お笑い芸人・麒麟の川島明さん。
ホテルの部屋に見立てたいくつかのスペースをめぐる、あたらしいかたちの体験型展覧会で、支配人の独自な感性で仕込まれた各部屋のネタ(ハッシュタグ大喜利がベース)を、体感することができました。
構想に1年かけたというほど、川島さんの脳内センス爆発のイベントだったので、再オープンしてくれる激しく希望しつつ、以下にご紹介したいと思います。
#ホテルカワシマ 公式㏋
#ホテルカワシマ プレスリリース
レセプション
「#ホテルカワシマ」は、完全予約制のホテル。まずはレセプション(受付)でチェックインします。
◆シングル 800円
お部屋をひとり占め。お一人様で体験する、贅沢プランです。
◆ツイン 1,200円(お一人様600円)
お友だちやカップルなど、2名様でご滞在いただきます。
◆トリプル 1,500円(お一人様500円)
ご家族、お友だちグループなど、3名様一組でおたのしみいただくプランです。
◆クアッド 1,600円(お一人様400円)
4名様でチェックインするおトクなプランです。ふしぎ体験を4人でいっしょに!
チェックインの際に、ホテルスタッフより「#ホテルカワシマ」には4つの客室があり、801号室 → 802号室 → 803号室 → 804号室と順番にお部屋をめぐっていくシステムであること、各部屋ごとに約5分滞在できること、ひと部屋ずつ個性や仕掛けが違うので五感で楽しむこと、などの説明を受けます。
客室の廊下
お部屋の移動はホテルスタッフの指示に従います。各5分の時間制限があり、終了のすこし前にベルが鳴ります。楽しんでいるところで泣く泣く退出するのは、非常につらかったです。
廊下はシックな雰囲気。川島支配人のダンディな雰囲気にぴったりです。
客室 801号室
さっそく入室します。サイズ的には、ホテルのシングルルームといったところ。
ドアノブサインがさっそく「#タグ大喜利」です。どれを読んでも吹き出してしまう面白さ。
これらが気分によって変えられるとか、最高です。
これら一部は「#ホテルカワシマ ドアノブサイン」としてオリジナルグッズ販売もされていました。
ホテル滞在中は、ファッションにもこだわりたいですよね。ロッカーにお着替えは3着。
なんだろう。支配人と同世代だからか、どれも死ぬほど笑いました。時代だわ~。
(左)#体育教師
→わたしのイメージ:ぜったい竹刀持ってる。保険の先生か英語の先生が好き。
(中)#はりきりすぎた修学旅行の服
→わたしのイメージ:ヤンキーが流行っている頃の中二病世代・基本スタイル。おしゃれが何かをよくわかっていない。でもとりあえず地元の店ではりきって買ってみた的なやーつ。
(右)#昭和プロ野球選
→わたしのイメージ:あの格好でシーズンオフに飲み歩く。カラオケ番組に出る。総じて当時のビートたけしも同じような格好。
部屋のクリーニングをしてくれた方からのお手紙って、うれしいですよね。
エモい……。
そしてハッシュタグよ。
そして清掃員さんの手紙とともによく添えてあるのが、千羽鶴。801号室の千羽鶴は、主張がすごいのです。とにかくデカい。心遣いの半端なさを実感しました。
ホテルは部屋からの眺望もポイントとなるところ。
ん?
んん?
確かに!!!!
ホテルにデスクはつきもの。引き出しには何が入っているのかな?
引き出しを開けると全面鏡張りで、おもいっきり自分の顔が見えました……。
下向きの顔は、納得の二日酔い顔です……(ガックシ)
壁の絵をふと見ると、ここにもタグ大喜利が。なんて抜かりないんでしょう。
名画がタグ大喜利によって、そう見えてくるから不思議です。
このほかにも仕掛けがたくさんありました。んもう!5分じゃ足りなすぎ。
客室 802号室
802号室は、固定電話のみのシンプルなお部屋です。
滞在時間の5分だと、かなり駆け足で楽しまないといけません。むずかった…。
指示はこれだけ。空いている電話機からとにかく聞いていきます。耳で楽しむ大喜利に集中です。
気になるでしょう?どれもプフッと吹き出してしまう面白さです。
客室 803号室
803号室は、浴室をイメージしたお部屋です。
外国のホテルっぽい天井シャワーから、それぞれのハッシュタグに沿った音が出てきます。ボタンを押したあと、声を一滴も逃さず耳に手を添えて集中するよう、注意書きががありました。
せっけんがタグ大喜利によって、そう香ってくるから不思議です。
歯ブラシにも「#タグ大喜利」が書かれています。小ネタがありすぎて笑い疲れる~。
この歯ブラシも「#ホテルカワシマ 歯ブラシ」としてオリジナルグッズ販売もされていました。
一番気分がアガり、時間が足りなかったのが、この「#タグ大喜利」ボール風呂!!!
ボールひとつひとつに「#タグ大喜利」が書かれていて、見きれないのが楽しすぎます。靴を脱げば、バスタブにも入ることができました。パステルカラーのオフロは、写真スポットとしても映えますね。
客室 804号室
803号室は、本イベントの制作過程をイメージしたようなお部屋です。川島さんの産みの苦しみや笑いに対するこだわりも感じることができます。
「エモさとダサさを融合することに総力を傾けた」様子が見受けられます。
イベントには直接関係のない思い出の品や落書きもあったりして、気が抜けません。
支配人の肖像画
すべての客室から退室すると、チェックアウトの手続きはなし。
これで終わっちゃうんだ……、そんな後ろ髪引かれる思いをしていると、出口近くに支配人の肖像画があります。支配人がお見送りしてくれるみたいで嬉しくなります。もちろんこちらも写真撮影OK。
ロビー
「#ホテルカワシマ」は完全予約制のホテルですが、ロビーは無料で入場可能です。
非常に人気なイベントだったので、連日満室、混雑していました。そのため、オリジナルグッズのみの購入しにきたり、ロビー展示だけでも楽しみたいという方も多くいらっしゃいました。
左より>#ホテルカワシマ ドアノブサイン(全4種・各660円)/ #ホテルカワシマ ホテルキー(全4種・各880円)/ #ホテルカワシマ 歯ブラシ(全2種・各495円)/ #褒めタグステッカー(全18種・各200円)/ #ホテルカワシマ Tシャツ(3,300円)いずれも税込み
※現在は、販売中止。